小児科一般について
熱・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・頭痛や、腹痛・おう吐・下痢などの症状がみられる場合、しっかりとお子さまの様子を確認し、冷静に対処しましょう。
特に、自分の症状を言葉で伝えることのできない赤ちゃんは、
気付かない間に症状が変化することがあります。
お子さまの症状が明らかに悪い場合、
病院で一度診察を受けることをおすすめいたします。
よくある症状と対処法
発熱
子どもは、急な発熱がよくあります。熱が出ても慌てずに、まずはお子さまの状態をしっかり確認しましょう。
【対処法】
- こまめに水分補給をさせてあげましょう。(湯ざましやイオン飲料水等)
- 食事は無理に与えなくて大丈夫です。体調が安定してから、徐々に食べさせてあげましょう。
- 脇の下や首の周り、脚の付け根を冷却シートなどでやさしく冷やしてあげましょう。
腹痛
子どもは腹痛を起こすことがよくあります。落ち着いて様子を見るようにしてください。
【対処法】
- 発熱や下痢や吐き気などの症状があるか確認をします。
- お腹が腫れていないか、部分的に痛がっていないかを確認してあげます。
- 症状が軽い場合、イオン飲料水や薄めのお茶などを飲ませてあげましょう。
おう吐
赤ちゃんや小さなお子さまによく起こる症状です。
吐いた後に、機嫌がよくなりスッキリした表情であれば様子を見ましょう。
しかし、顔色や体調が明らかに悪いようでしたら、受診するようにしてください。
【対処法】
- 慌てずにしっかりと様子を見てあげるようにしてください。
- ひどく咳き込む際にも、おう吐してしまう場合がありますが、落ち着いて様子を見ましょう。
- 顔色が悪かったりぐったりしている場合、普段とは様子が違う場合は、早めに受診しましょう。
咳
咳は、気管に細菌や異物などが入り込まないようにするため防御反応ですが、
咳が止まらず長続きしている場合は、一度受診をしましょう。
【対処法】
- こまめに水分補給をさせてあげましょう。(湯ざましやイオン飲料水等)
- 室内が乾燥していると、のどに大きく影響を与えます。適度な湿度を保つようにしましょう。
- 呼吸が異常に早かったり荒い場合、顔色が悪い場合などは、早めに受診するようにしましょう。
けいれん
乳幼児は、様々なことが原因でけいれんを起こすことがあります。
子どものけいれんは、ほとんどが熱性けいれんで、通常5分程続く場合があります。
【対処法】
- けいれんが5分以上続く場合は、てんかんや髄膜炎などの可能性があります。早急に病院にかかりましょう。
- おう吐がある場合、気管に詰まってしまうことがあるので、身体を横に向けてあげてください。